トワル・ド・ジュイ展

先日、西洋更紗トワル・ド・ジュイ展に行ってきました。

トワル・ド・ジュイ(ジュイの布)は、フランスで生まれたコットンプリントです。

 

以下、「Bunkamura magazine №134.2016.6」で説明されていたことを参考にして、私の感想なども加えてまとめてみました。

 

18世紀にドイツ出身のプリント技師クリストフ・オーベルカンプ(1738-1815年)が、フランスのヴェルサイユ近郊の村、ジュイ=アン=ジョザスの工場で生み出した西洋更紗。今回が日本初の展覧会らしいですよ!

 

人物が田園で遊ぶ単色の田園風景のモティーフに代表される優雅で楽しいコットンプリントは、今でもフランスの伝統的な布地として愛されているそうです。

 

当時のヨーロッパの人々は、シルクやウールに慣れ親しんでいたため、色鮮やかなデザインで洗濯も出来るコットンが大人気となったそうです。マリー・アントワネットやナポレオンの妻ジョセフィーヌもトワル・ド・ジュイの大ファンだったらしく、マリー・アントワネットは「お城の庭」というタイトルのデザインにも描かれているとのことです。田園で気球を見物しながら親しげにお喋りしているような二人の女性が描かれているのですが、その女性のうちのどちらかがマリー・アントワネットであると言われているそうです。どっちだろう?わくわく♡♡♡

 

当時の王妃であったマリー・アントワネットは、窮屈な宮廷生活から逃れて離宮プチ・トリアノンで過ごすことが多かったそうなのですが、その時、身体を締め付けるロココの仰々しいドレスではなく、コットン製の自由に動き回れる簡素なドレスを着ていたらしい。それが、このトワル・ド・ジュイで作られたドレスだったようです。そのドレスの布の断片も展示されていました。

 

「インド更紗」としてよくしられるコットンプリントは、17世紀後半、東インド会社によってヨーロッパや日本にもたらされ、各地で独自に発達したそうです。そして気軽に洗濯できて実用的なため大人気となったそうなのですが、シルクやウールなどの伝統的なテキスタイルの業者の反感を買い、1686年、更紗は輸入・製造はもとより着用さえ禁止されていたとか。そうそう、この時の「禁止令」の文書も展示されていましたよ(笑)!

 

そして、この禁止令が解かれたのが73年後で、その更紗生産を復活させるにあたり、フランスに招かれた技術者の一人が、このオーベルカンプだったそうです。弱冠20歳だったそうです!

 

工場設立からの10年は、インド更紗の手法を踏襲した木版プリントにオーベルカンプは力を入れていたらしく、南国の果実やバラやライラックなど色鮮やかな花がデザインされたもので、〝お花畑好き〟の私には、たまらなく魅力的なデザインばかり♡♡♡

 

一方の銅版プリントのデザインは、田園風景や当時の人々が田園で過ごしているような風景のデザインで、色が単色であることが印象的でした。先ほどのマリー・アントワネットが描かれている「お城の庭」という布も銅版プリントのようですね。コットンの生成りのような色に、赤単色でのプリントです!赤の単色と言っても、デザインによって異なる赤が使われていて、なかなか素敵♡♡♡私だったら、この布で、夏用のマキシ丈スカートを作ってみたいと思いました!やっぱり、赤が素敵だな♡♡♡

 

もう一つ、印象に残っているデザインに、なんだか今年流行っちゃってるみたいな(笑)「ジャン=ジャック・ルソーの墓」というタイトルの物を見つけ、思わず「どれどれ・・・」と、思いっきり顔を近づけて覗き込んでしまった(笑)。。。

 

なかなか見ごたえがあって、楽しかった!

7月31日まで、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中!

皆さまも、ご興味があれば是非!

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